電気化学計測のためのナノポアリーダー

ナノポアリーダーは、Solid State (固体基板)と生体チャネル (Biological nanopre)用のフローセルを搭載したポータブルなシステムです。超低ノイズでの測定が可能になり、ナノポアを通過する単一生体分子の検出やDNAのシーケンシング研究に使用することができます。

 

2つの専用チップを使用

  • Solid state: 固体基板ベースのチップ
  • 生体チャネル: 脂質二分子膜中に生体チャネルを包埋するためのチップ

ナノポアシーケンシング・ナノポアセンサー

シリコン基板や生体チャネルのナノポアを利用して、DNAの塩基配列や生体分子を定量する方法です。生体分子やDNAは電荷をもっていることが知られており、電位勾配によって移動することが知られています。ナノポアシーケンシング/センサーは、生体分子やDNAがナノポアを通過する際に生じる遮蔽電流をモニターすることで測定を行ないます。


Solid State (シリコン基板)のナノポアセンサーの原理

生体チャネルを利用したナノポアセンサーの原理


Solid State (固体基板)ベースのナノポアチップ


ナノポアチップ

実際のナノポア

ナノポアチップの概要

SiN (窒化ケイ素)ベースのナノポアチップです。SiNの厚さは20-100 nmで、ナノポアの大きさは、5-20 nmです。ナノポアの大きさはご要望の応じて調整することが可能です。再利用することもできます。

ナノポアの大きさが生体分子と同等のサイズであるため、電気化学的に電位勾配を利用し生体分子がナノポアを通過する際に生じる遮蔽電流をリアルタイムでモニタリングすることができます。

  • SiN厚さ:20-100 nm
  • ナノポアサイズ:5-20 nm

Biological pore (生体チャネル) ベースのバイレイヤー用チップ


バイレイヤー用チップは、100-200 µmのマイクロ孔が空いており、Painting法の原理を利用し、有機溶剤に溶かした脂質を筆で塗っていき、マイクロ孔の上部に脂質二分子膜を作成することができます。

この脂質二分子膜に生体チャネル(ヘモリシンなど)を包埋し、生体チャネル内を通過する生体分子をイオン電流の遮蔽として観測することができます。

  • 3種類のマイクロ孔:100, 150, 200 µm
  • Painting法による原理で脂質二分子膜を作成

仕 様

RMSノイズ 電圧レンジ(±700 mV)
-70 fA rms @ 1kHz -
-244 fA rms @ 10 kHz
-2,29 pA rms @ 100 kHz
電圧レンジ(±2000 mV)
-100 fA rms @ 1kHz
-415 fA rms @ 10 kHz
-3,51 pA rms @ 100 kHz
ゲイン ±200 pA
±2 nA
±20 nA
±200 nA
電圧レンジ ±700 mV
±2000 mV
バンド幅 62.5 kHz or 100 kHz
最大サンプリングレート 200 kHz
電源 USB
サイズ 101 x 44 x 18 mm, 140 g

 

オーダーインフォメーション

型式 品名
eNPR ナノポアリーダー