c-Fosの発現は、直近の神経細胞の活動の指標であり、c-Fos陽性の細胞の検出は多くの神経科学者にとって優先度の高い課題となっています。この動画は、抗c-Fos抗体で染色したマウス全脳の海馬と大脳皮質を横断面で捉えたものです。このデータは、LifeCanvas社のライトシート顕微鏡SmartSPIMを用いて、倍率3.6X, 4 µmのZスタックで取得しました。c-Fosの染色は、高速免疫染色システムであるSmartLabelで行なっております。
このような膨大なデータの定量化において、LifeCanvas社は大規模な3Dデータセット用に設計された機械学習解析システムである「SmartAnalytics」を開発しました。
〇SmartAnalyticsでできること
左:抗c-Fos抗体で染色したマウス脳半球の領域別の細胞密度のヒートマップ、右:同サンプルのヒストグラム (SmartAnalyticsで作成)