前染色した組織の場合は、透明化処理をして高屈折率試薬に組織を浸漬させるだけのシンプルな工程です。組織透明化までおよそ4日程度です。
①灌流固定液の浸透(1日)
②組織のゲル化(ゲル化:2時間、洗浄:1日)
③組織透明化(約1日*)
④屈折率の調製(1日)
*組織の大きさによって、透明化にかかる時間が前後する場合があります。
前染色したサンプルを用いた際のCLARITY透明化にかかる日数
後染色を行なう場合、組織を透明化処理してから染色を実施します。CLARITY法で透明化処理をすると、細胞膜由来成分の脂質が洗浄されますので、抗体が浸透しやすい条件になっています。ただし、ホール組織の場合、目安2週間程度染色に時間がかかります。
①灌流固定液の浸透(1日)
②組織のゲル化(ゲル化:2時間、洗浄:1日)
③組織透明化(約1日*)
④免疫染色(浸漬法:約2週間、SmartLabel:2日)
⑤屈折率の調製(1日)
*組織の大きさによって、透明化にかかる時間が前後する場合があります。
後染色を行なうサンプルを用いた際のCLARITY透明化にかかる日数