ランゲンドルフシステムは小動物の摘出心臓の研究に使用します。大動脈からカニュレーションして冠状動脈へ栄養液を潅流させ、摘出心臓の機能をモニターします。従来のランゲンドルフ実験装置は複雑な構造でしかも潅流液を一定圧に保つために高い位置に設置する必要がありました。ADInstruments社のランゲンドルフシステムは、STHポンプコントローラにより流速と圧力を制御できますので、高所にリザーバーを設置したり、高価なフローメータを必要としません。リザーバーはサーモスタット付きの二つのコンパートメントになっておりますので、異なる潅流溶液を使用できます。
ランゲンドルフシステムではTタイプ温度ポッドとIT-18熱電対温度プローブで潅流液の温度と心臓の温度がモニターできます。外部スティムレータを制御するPowerLabのアナログ出力を使って心臓をペーシングします。
体血圧、左心室圧、フロー、温度を記録したラットの心臓潅流実験。
Peak Analysisモジュールを使って、ピークの高さ、幅、スロープ、様々な時間成分などのパラメータを演算。
型式 | 品名 |
---|---|
PLC01/L8 | PowerLab C(LabChart 8付属) |
MLU260 | LabChart Pro モジュール |
ML176 | 温度コントローラ付きランゲンドルフチャンバー |
ML172B | Minipuls-3 ペリスタポンプ |
IN175 | STH ポンプコントローラ |
FE224/CS | 4連ブリッジアンプ(フロントエンドインターフェース付き) |
MLT844 | 圧力トランスジューサ× 2 |
FE231/CS | バイオアンプ(フロントエンドインターフェース付き) |
MLA1214 | スプリングクリップ電極 |
MLA1212 | マイクロフック電極 |
ML312 | T タイプ温度ポッド |
MLT1401 | IT-18 熱伝対温度プローブ |
MLA2001 | ランゲンドルフアクセサリーキット |