本サイトの内容は、医療および研究の専門知識を有する方々を対象としています。一般の方々のご利用はご遠慮ください。


「炭酸ガス」の麻酔作用を応用した安楽処置装置

小動物安楽処置用 炭酸ガスフローメータ/チャンバー



実験動物の安楽処置法には物理的方法や化学的方法などが提唱されています。実験動物の安楽処置とは迅速かつ苦痛を伴わない方法を意味しますが、一方で処置後の試料採取や検査にも障害とならないよう実験目的に沿うような方法を選択するようにと定められています。本品は「炭酸ガス」の麻酔作用を応用したもので、安楽処置専用容器内に動物を入れ「炭酸ガスの濃度をチャンバー体積の30~70%/min の置換速度が推奨されます」という2020年度のAVMAガイドライン沿った方法を採用しています。

 

炭酸ガスチャンバーの特徴
  • 炭酸ガスをチャンバー内に保持
  • 動物を素早く誘導
  • 炭酸ガスソースとの接続が簡単
  • 下部より炭酸ガスを導入しチャンバー内に充填
  • ディスポーザブルバックでチャンバー本体は清潔

炭酸ガスチャンバー 5.7ℓ(左)/ 炭酸ガスフローメータ(右)

COIC 炭酸ガスチャンバー 5.7ℓ(ディスポーザブルバッグ、チューブ付き)

COBL ディスポーザブルバッグ(50入り)

FMT2 チューブキット、7.9㎜(ID)x 11.1㎜(OD) x 6m 


炭酸ガスフローメータの特徴
  • 炭酸ガスをチャンバーに正確に導入
  • チャンバーへの接続が簡単
  • バルブ切替でチャンバーへの充填が迅速
  • 炭酸ガスの流速の設定が簡単
  • 壁掛け取付器具も付属

 

フローメータの選択

使用するチャンバーの内容量(ℓ)を算出し、「チャンバー内ガス置換レート表」より使用するチャンバーが各炭酸ガス濃度に対する使用可能な最小・最大チャンバー容量に対応するフローメータを選びます。例えばAIMSの炭酸ガスチャンバーの内容量は約5.77ℓです。70%の炭酸ガスを用いるとSC100が対応します。
炭酸ガスの流量を5.77 x 0.7=4.04ℓ/minに設定します。


炭酸ガスフローメータ モデル/(レンジ) 使用可能なチャンバー容量(ℓ)
チャンバー置換レート -
30% 70%
SC100
(0.5 ~ 5.0ℓ/min)
16.4 7.14 max
1.6 0.72 min
LC500
(1.0 ~ 10ℓ/min)
33.0 14.3 max
3.4 1.43 min
XL900
(3.0 ~ 25ℓ/min)
82.6 35.7 max
10.0 4.28 min

フローメータと流量の選定方法

ラットケージの場合(充填する炭酸ガス濃度を20%)

  • ケージの容量:48 x 25 x 20 ㎝ = 24ℓ
  • 使用するフローメータ:XL900(4.28< ケージ容量 < 35.7)が対応
  • 炭酸ガスの流量設定:24 x 0.7 = 16.8ℓ/min

商品コード 型式 品名
2090001 SC100 炭酸ガスフローメータ、0.5~5.0ℓ/min
2090002 LC500 炭酸ガスフローメータ、1.0~10ℓ/min
2090003 XL900 炭酸ガスフローメータ、3.0~25ℓ/min
2090010 WMB2 壁掛けブラケット
20900120 FMT2 チューブキット、7.9㎜(ID)x 11.1㎜(OD) x 6m
20901000 COIC 炭酸ガスチャンバー、5.7ℓ(ディスポーザブルバッグ、チューブ付き)
20901100 COBL ディスポーザブルバック(50入り)

炭酸ガスチャンバーの使用方法





Step 1

チューブの端を適切なCO2ボンベに接続してください。

Step 2

蓋を外し、袋ライナーをチャンバー内に設置します。ライナーをチャンバーの外側に5cm~7cm巻き付けたままにします。

Step 3

チャンバーに蓋をし、CO₂を流して中の空気をCO₂に入れ替える。

Step 4

蓋を開け、動物をチャンバーに入れ、蓋を閉める。

Step 5

上蓋を外し、袋ライナーをつかんでチャンバーから取り出します。

Step 6

新しいバッグライナーをチャンバーに入れ、チャンバーに蓋を装
着する。





このページの商品のお問合せ

Please wait...

このページの商品のお問合せ 販売店(代理店)様用


〈販売店(代理店)情報〉

〈お客様(エンドユーザー)情報〉
Please wait...