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通常、生体の代謝生成物または代謝基質を測定する方法は、酸化酵素反応を利用した呈色反応を使用するのが一般的です。この方法は、酸化酵素によって生じた過酸化水素(H2O2)を基質として、蛍光反応を用いることで測りたい対象物質の濃度を知ることができます。そのため、測定対象物質を間接的に測定していることになります。
Analox 社が誇るアナライザーは酸化酵素反応によって使用される酸素濃度(pO2)の減少量を測定することで、対象物質をダイレクトに測定することができます。
その中でもGM9はグルコース、AM1はアルコールに対応しております。
センサー原理は至適条件下で、酸化酵素反応を利用し酸素の減少量を測定します。この減少量は測定物質の濃度と反比例します。
評価 (r:相関値 n:件数) | リニアティー | 精度(CV:変動係数) | |
アルコール | i) 全血( 過塩素酸で抽出し中和) でGC と比較: y(Analox) = 1.039 x + 0.28 mmol/L、 r = 0.891、 n = 27 ii) 尿回収データ: y(Analox) = 0.981x + 0.19 mmol/L、 r = 0.999、 n = 17 |
0 ~ 198 mg/dl (0 ~ 43 mmol/L) -サンプル量5μl 0 ~ 396 mg/dl (0 ~ 86 mmol/L -サンプル量2.5μl |
血清: CV = 1~ 2% @ 100 mg/dl (22 mmol/L) 全血; CV = 2 ~ 3% @ 85 mg/dl (18 mmol/L) |
グルコース | i) Hexokinase との比較: y(Analox) = 0.9836 x - 0.1335 mmol/L、 r = 0.9991、 n = 147 ii) Beckman との比較: y(Analox) = 1.0044 x - 0.0061 mmol/L、 r = 0.9989、 n = 121 iii) YSI との比較: y(Analox) = 1.0077 x - 0.0077 mmol/L、 r = 0.9989、 n = 91 |
0 ~ 30.0 mmol/L (540 mg/dl) -サンプル量10μl 0 ~ 50.0 mmol/L (900 mg/dl) -サンプル量5μl |
C.V. = 1 % @ 5 mmol/L ( 血清) C.V. = 1.4 % @ 10 mmol/L ( 血清) C.V. = 0.85 % @ 12 mmol/L ( 全血) |
測定方法 | 酵素による酸化反応 |
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センサー | Clerk タイプの酸素電極 |
反応速度 | 30℃ |
感度 | 0.1 or 0.01 ( 切り替え) |
ディスプレイ | 32 文字、LCD |
プリンター | 16 行ドットマトリックス |
演算プログラム | a) シーケンス、平均、標準偏差、変動係数 b) 測定結果、2 データ選択表示、75 データ保存 |
インターフェース | シリアルデータポート |
電源 | 100 ~ 200VAC、50/60 Hz、12 ~ 15VDC、60 VA |
サイズ | 27 x 35 x 25 cm ( 縦 x 横 x 高さ)、5.5 kg |
重さ | 940 g ( 本体), 0.9 g ( センサー) |
型式 | 品名 |
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GM9 | グルコースアナライザー |
AM1 | アルコールアナライザー |
GMRD-002A | グルコースオキシターゼ試薬250mL, 360 サイクル |
GMRD-011 | グルコース標準液 8.0mmmol/L, 30mL |
GMRD-113 | アルコール試薬キット, 70 サイクル |
GMRD-110(100) | エタノール標準液 100mg/dL, 4x1mL |