Spike2 多目的データ記録解析ソフトウェア
Spike2は、多チャンネルデータ取得および分析ソフトウェアです。電気生理学やスポーツ科学など幅広い分野に対応しています。データキャプチャと分析機能が強力で、スクリプトによるカスタマイズも可能です。様々なシステムからデータをインポートし、スプレッドシートやMATLABなど複数の形式でエクスポートできます。CED1401インターフェースとの互換性があり、ラボに柔軟で費用対効果の高いツールを提供します。
主な機能と特徴
データ取得と記録
- 複数のデータタイプを記録: 波形、イベント時間、コーディングマーカー、単一およびマルチユニットのスパイクデータ。
- CED Talkerソフトウェアモジュールを使用して、CED 1401インターフェースの有無にかかわらず、サードパーティ製デバイスからデータを取得。
- 複雑なプロトコルの波形およびパルス出力を生成。
データ分析と処理
- フィルタリング、整流、補間、スペクトル分析、チャンネル間演算などのデータ処理。
- トリガーおよび周期データ測定による自動または手動でのデータ機能の検出。
- オンラインおよびオフラインでの複数チャンネルの波形およびイベントデータの分析。
- PCAクラスタリング、テンプレートマッチング、およびクラスタカッティングを使用したスパイクの識別と分類。
表示とエクスポート
- トリガー更新、3D表示、複製ウィンドウなどの多様なオプションでの画像表示およびエクスポート。
- データをスプレッドシート、テキスト、バイナリ、およびMATLAB®ファイル形式でエクスポート。
スクリプトとカスタマイズ
- 繰り返し作業の自動化、実験の制御、複雑な分析の追加を可能にする組み込みスクリプト言語。
- 高度なデータ操作のための多次元配列および行列関数を扱うスクリプトが可能。
実験制御
- CED 1401インターフェースで制御される正確なタイミングの複雑な実験プロトコルの出力シーケンサー。
- 出力プロトコルの設定には、グラフィカルエディタとテキストエディタの両方が利用可能で、スクリプトを通じてインタラクティブに制御。
追加機能
- リアルタイムでのキャプチャと分類を行うマルチチャンネルのスパイク識別。
- 連続、内部タイミング、およびトリガー記録モード。
- 検出された心拍数および血圧変動の分析、Poincaréプロットを含む。
- コマンドなしのシステムシャットダウン時にデータファイルを回復。
サポートと互換性
- Spike2バージョン10は、CEDラボインターフェース（Power1401/Micro1401 MkII以降）とWindows 7/8/10を搭載したPCが必要。
- 32ビットおよび64ビットバージョンが提供されており、64ビットバージョンはより良いパフォーマンスとメモリアクセスを提供。
スクリプトによる睡眠ステージ判定と分析
音波形ソノグラム表示を示す周波数分析とスペクトラムプロット（ログ軸）
マルチユニットの相互相関分析とドットラスタープロット
複数チャンネルのオンライン・スパイク判定、「スパイク・モニター」プロット
ECG記録、R波ピーク、BP特徴の自動検出、平均BPプロット
PCAクラスタリングを使用した複数ユニットのスパイク判定
母集団スパイク振幅と潜時の自動測定、3D鳥瞰図プロット
出力波形およびデジタル出力の設定(グラフィカル・シーケンス・エディター)
主な機能
- テンプレートマッチング
- クラスターカッティング
- 主成分分析(PCA)
- nプローブ解析
- デジタルフィルタ(FIR/IIR)
- パワースペクトラム（FFT）
- IEIH/PSTHヒストグラム
- 自己/相互相関ヒストグラム
- 波形相関
- ドットラスター
- 3Dクラスタープロット
- ソノグラム
- 率/平均/瞬間周波数
- スムージング
- DC成分除去
- ダウンサンプリング
- オートスレッシュホールド
- 各種データインポート
- アクティブカーソル
- ビデオ同期キャプチャー
- 刺激シーケンサー
- 出力グラフィカルエディター
- XYプロット
- カーブフィッティング
- スクリプト言語
- 仮想チャンネル演算
- 各種データインポート