ポリエポキシ化合物ベースの新しい組織固定溶液

SHIELD 組織固定用試薬



より組織への浸潤、タンパク質・核酸の固定を考慮した新しい組織固定液

 

組織の固定は、免疫染色や病理試験を行なう上でその組織の状態を分子レベルで保護するために実施されます。通常、組織の固定はPFA(パラホルムアルデヒド)やグルタルアルデヒドを用いアルデヒド結合を介して、組織中のタンパク質等を固定します。一方、透明化サンプルを作成するうえでは、その透明化手法によっては十分な固定とはいかない場合があります。

このSHIELDはポリエポキシ化合物をベースとした新しい組織固定液です。このポリエポキシ化合物は、タンパク質の複数のアミノ基と結合・架橋することができ、非常に安定に組織内の分子位置を保存することができます。


SHIELD Off バッファー

SHIELD Epoxy バッファー

SHIELD On バッファー



SHIELD の流れ

 

① 低温による灌流固定 (SHIELD Epoxy バッファー)

② 低温による後固定、浸潤 (SHIELD Off バッファー)

③ 生理条件下での架橋反応 (SHIELD On バッファー)




SHIELDのタンパク質固定能と抗体染色適用



PFAによる固定とSHIELDによる固定を比較しています。PFAに比べ、透明化手法であるCLARITYで処理したサンプルのGFPのシグナルが維持されていることが分かります。


抗体染色においてもタンパク質情報が維持されているため、多重染色に容易に適用できます。



文献

 

Young-Gyun Park*, Chang Ho Sohn*, Ritchie Chen*, Margaret McCue, Gabrielle T. Drummond, Taeyun Ku, Dae Hee Yun, Nicholas B. Evans, Hayeon Caitlyn Oak, Wendy Trieu, Heejin Choi, Xin Jin, Varoth Lilascharoen, Ji Wang, Matthias C. Truttmann, Helena W. Qi, Hidde L. Ploegh, Todd R. Golub, Shih-Chi Chen, Matthew P. Frosch, Heather J. Kulik, Byung Kook Lim, Kwanghun Chung. Protection of tissue physicochemical properties using polyfunctional crosslinkers, Nature Biotechnology, 2018, doi:10.1038/nbt.4281.



構成

 
型式 製品名
SH-250 SHIELD 組織固定用試薬キット 250 mL
SD-500 SHIELD 組織固定用試薬キット 500 mL

※SHIELDは3本セット売りです。