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世界初の3次元高速イムノラベリングシステム

SmartLabel 高速免疫染色システム




SmartLabel 高速免疫染色システム

○世界初の3次元高速イムノラベリングシステム

 

SmartLabelはSDS電気泳動技術を応用した免疫染色システムです。通常の浸漬法はホールの組織を染めるのに数週間から1か月ほど時間を要するのに対して、SmartLabelでは1-3日で染色が可能です。SDS-PAGEによって強制的に抗体分子を組織深部へ押し込むことができる世界初の3Dイムノラベリング技術です。

ホール組織を高速かつ簡便に染色

  • 透明化のホール組織(例:全脳など)を1-3日で染色
  • タッチパネルによる簡単操作
  • 半透膜を用いた電気泳動染色で電気化学反応によるカーボン付着を防止
  • 温度制御による組織損傷を抑制

小動物の組織に対応、均一性の高い染色

  • 小動物の組織に対応
  • 組織表面から深部まで均一性の高い染色

高いコストパフォーマンスを実現

  • 低容量の抗体でコストパフォーマンスを実現

論文実績のある透明化サンプルの染色方法に対応

  • CLARITY (Chung, Nature, 2013)
  • SWITCH (Murray, Cell, 2015)
  • MAP (Ku, Nature Biotechnology, 2016)


Anti-GFAP染色したマウス透明化脳の海馬CA1




○SDS電気泳動技術を用いた高効率染色

 

右図はSmartLabelに使用されている透明化チャンバーの上面図です。両サイドに電極が設置されており中心にサンプルをセットします。電極とサンプルの間には半透膜が設置され、電気化学によって電極から発生するカーボンの組織への付着を防止しています。

高速に抗体を組織の深部へと押し込むことで組織表面から深部まで均一性の高い染色が可能です。組織を置くサンプルホルダーはマグネット式で固定され、回転機能が備わっています。サンプルホルダーが回転することで組織の部分的な染色ムラも抑制しています。



○組織全体の均一な抗体染色を考慮したeFLASH技術を採用

 

SmartLabelでは、組織を表面から深部まで均一に染色するために、eFLASH技術を用いた新しい染色方法をプロトコールに組み込んでいます。専用のバッファーにはNaDC (デオキシコール酸ナトリウム)が含まれており、高濃度およびアルカリ性pHでは抗体と強い親和性を示します。しかし、電気泳動によってバッファーが酸化されpHが中性側にシフトすると、NaDCの抗体への親和性が低下するため、抗原抗体反応が進むようになります。このNaDCのpHによる抗体親和性の違いを利用して、組織全体に抗体をムラなく結合させることができます。



○圧倒的な染色力

 

SmartLabelで染色した場合と通常の浸漬法で抗体を染色した場合の染色度の比較をしたのが左図になります。1日染色した場合、浸漬法では深部まで染色されていないのに対して、SmartLabelでは全体的に染色がされていることが分かります。

論文情報:Stochasitic electrotransport selecively enhances the transport of highly electromobile molecules. Kim et al., PNAS 2015 112(46) E6274-83


 

※システムの販売は終了しました。後継のSmartBatch+をご検討ください。

 

型式 製品名
STM-SL2P ※販売終了
BF-IL01 染色用バッファーキット (5組)
  • Primary Sample Buffer x1
  • Secondary Sample Buffer x1
  • Primary Device Buffer x5
  • Secondary Device Buffer x5
SB-SC サンプルカップ(2個入り)

 

SmartLabelのMSDS
以下からダウンロードして下さい。SmartLabelで使用するバッファーは4種類です。


サンプルカップ

SmartLabelには専用のサンプルカップが付属しています。


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