SmartBatch+は新しいClear+透明化試薬によるアクティブな透明化と、eFlash法によるアクティブな免疫染色までを1台で行えます。一度に12個のマウス全脳を処理できるハイスループットシステムです。組織の膨張を抑え、組織を最大限に透明化し、組織の表面から深部まで均一に免疫染色を行えます。
・多機能: SmartBatch+は透明化と免疫染色を1台のデバイスで実行します。それぞれに専用のバッファを用います。
・高速、均一なラベリング: eFLASH法(bioRxiv 2019)を特許取得のStochastic electrotransport(SE, PNAS 2015)でSWITCH法(Cell 2015)と組み合わせることにより、組織膨張を抑え均一に免疫染色を行います。
・経済的: SmartBatch+はマウス全脳サイズのサンプルの免疫染色にわずか4-20ugの抗体で済みます。手作業の時間も非常に短いです。
・ライトシート顕微鏡に最適: SHIELD法による組織固定と組み合わせ、SmartBatch+はすべての作業ステップを通して組織の蛍光シグナル、抗原性、分子構造および物理構造を保護します。
Clear+バッファを使った電気泳動による透明化では、回転した電気フィールドがチャージしたSDSミセルをサンプルに送り込み、高速で均一な脱脂を行います。Clear+は透明化後にサンプルのモーフォロジーを変えない唯一の既存技術です。様々な組織や大きなサンプルにも対応しており、マウス全脳においてはSmartBatch+は数分の手作業、1日の電気泳動で透明化が完了します。
Stochastic Electrotransport法では抗体が組織表面に集中することなく、深部まで均一にラベリングが行えます。さらに、従来の透明化手法におけるパッシブな染色法と比較し、1オーダー少ない抗体量で済み経済的です。
現在までに50以上の抗体についてバリデーションを行っており、神経科学、ガン、発達、疾病の分野でポピュラーな分子ターゲットをカバーしています。
・唯一無二のSHIELD法による組織固定
・SmartBatch+とClear+バッファを用いたハイスループットな組織透明化
・SmartBatch+によるアクティブな免疫染色
・SmartSPIMによる高速かつ高分解能なライトシートイメージング
・SmartAnalyticsによる論文用データ解析
型式 | 品名 |
SB+ | SmartBatch+ 高速組織透明化&免疫染色システム |
SB-CK-60 | Clear+キット(SmartBatch+用、脱脂バッファ、導電バッファ) |
SB-SSSKS | シングルサンプル染色キット |
SB-BSK | バッチ染色キット |
SB-CC | クリアリングカップ(2個入) |
SB-BC | バッチ染色カップ(2個入) |
SB-SC | シングル染色用サンプルカップ(SmartLabel、SmartBatch+用、2個入) |
SB-AK | アクセサリーキット |
SB-SB | サンプルバッグ |
SB-SR | サンプルリング&ロックリング |