マウス・ラットの視覚機能を評価する指標の一つとして視覚運動反応(Opto Motor Response / OMR)が利用されます。マウス・ラットで視覚運動反応を誘起する場合、通常はストライプパターンの円筒を回転させて視覚を刺激し、それに伴う頭の動きを測定しますが、客観的な測定が困難でした。
このqOMR視覚運動反応定量システムはその名の通り、視覚運動反応を自動的かつ客観的に測定して定量化するシステムです。四方がモニターで囲まれたプラットフォームにマウスを載せ、モニターには回転するストライプパターンが表示されます。マウスの頭上のカメラで動物の頭の位置をトラッキングし、頭の動きを定量化します。上下の合わせ鏡で仮想の高架式プラットフォームになっているため、動物がプラットフォームから飛び降りないように工夫されています。
ラット用には、qOMR-XYを用意しております。
非侵襲的な試験であり、また動物をトレーニングする必要がないため迅速にスクリーニングを行うことができます。
自動的に頭の位置をトラッキングし、頭の動きを定量化します。刺激のデザイン(パターン、回転速度、リピートなど)設定が可能です。
また、Spatial Frequencyに対するOMR値のプロットを作成。下降曲線に関するフィッティングカーブも算出も可能です。
型式 | 品名 |
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1501-0101 | qOMR 視覚運動反応定量システム |
1502-0101 | qOMR-XT ラット用視覚運動反応定量システム |