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無加温/非電気式パッドによって37℃で数時間保温

デルターフェーズ手術台・保温パッド



無加温/非電気式パッドによって37℃で数時間保温

通常、動物の生理学的機能は37℃の体温に基づいています。平常では、覚醒時の動物の諸系統は熱を発生させたり保持したりして正常な範囲に体温を維持させています。

麻酔下では、これら本来の機能が妨げられ、そのため熱が失われ体温が低下します。生来の機能が乱れ外科的な抵抗力が減少し快復が遅くなります。手術中の麻酔中の体温を維持する為や快復を増長するためには、外部から体温を維持してやる必要があります。

ここで紹介する保温パッドは従来の加熱電気式ヒータの欠点を解消した画期的なもので、熱の供給はしますが加熱はしません。熱力学的原理に基づき一定温度に長時間保ちますので、電気的な制御は一切必要有りません。従って、電気信号によるノイズ等の発生も全く有りません。動物の体温近くで一定温度に数時間保温します。

デルターフェーズ小動物用手術台(内訳:プラスチック手術台、パッド2組、ステンレス板)


デルターフェーズの保温原理

デルターフェーズ保温パッドの液ー固相変換による熱放出は等温変化で起こる熱力学の原理に基づいており、これが一定温度を保証します。

デルターフェーズには特異的なある物質(FDAで無毒性は証明済み)がポーチに入っています。室温では、この物質は固体ですが、39℃以上に加熱すると液化して流動体になります。この状態でパッドは活性化されており直ぐに使用できます。

動物(もしくは冷熱体)をこのパッドに近づけると熱が液相から放熱され、液相は元の個体相に戻ろうとします。この変換中は温度は一定に保たれ、液相1g当たり30カロリーの熱を放出します。

パッドは総ての液相が固相になる迄等温に保ちます。その後は温度は低下します。この伝導温度は39℃に合わせてあります。これでパッドから動物への熱の流出による僅かな温度勾配が生じ、放熱と熱の消失が平衡となって、動物の体温を37℃近くで数時間に亘り維持させます。

図:パッド内液相の温度降下図

液相1kgの温度が放熱する熱量kcalとの相関でプロットされています。相の変換中は温度変化せずに液相熱を放出します。

保温パッドの活性化の方法
  • 電子レンジを用いて30秒加温、パッドの位置を変えて3~4回繰り返す
  • オーブンの中で50~55℃で数時間加温
  • ウォータバスの中で50~55℃にて30分~1時間
保温パッド(3組入り)

商品コード 型式 品名
14210200 39OP デルタフェーズ小動物用手術台
14210210 39DP 保温パッド(3組)

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