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行動中に同時測定が可能となりました。血流解析パッケージは血流
と神経活動という2つの脳からの信号の可視化と解析を行なうソフト
ウェアパッケージです。Inscopixのin-vivo顕微鏡で記録した血流
データを解析可能な専用のIDPSで、スクリプトは不要です。
2カラーin-vivo顕微鏡nVueを用いるとGCaMPによる神経活動と
Rhodamine-dextranによる血管イメージングが同時に行なえますが、
nVistaおよびnVokeでもFITC-dextranによる単独の血管イメージ
ングは可能で、どちらも本パッケージで血管径・血流の解析が行
なえます。
・神経活動と血流を同時に長期間測定(nVueのみ)
・ 血管径の測定、血流(赤血球の速度)、神経活動を解析
・自由行動中の皮質および脳深部の血流ダイナミクスを評価
・ 同じ細胞および血管を数日にわたり同定可能
血流の増加と神経活動の増加は必ずしも同時に起こるとは限りま
せん。右の図はマウスの背側線条体にレンズを埋め込み、平常
状態からアンフェタミンを投与しその後イソフルランで麻酔をかけた
ときの神経活動と血管イメージングを同時に行なった例です。アン
フェタミン投与時は神経活動と血管径は同時に増加しますが、
イソフルラン麻酔時には神経活動は下がり、血管径はさらに増加
しました。このような複雑なダイナミクスを解析可能です。
下図A:アンフェタミン投与前後のGCaMPアクティビティ
下図B:アンフェタミン投与前後の血管径解析
下図C:アンフェタミン投与前後の血流解析
型式 | 品名 |
1000-005781 | 血流解析パッケージ |