超小型in-vivo 2光子イメージングシステム

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ヘッドマウント型超小型顕微鏡の2光子版です!

超小型in-vivo 2光子イメージングシステム



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nVista、nVoke、nVueといった既存のin-vivoイメージングシステムに望まれる改良点として、以下の3つが挙げられます:

・細胞同定の確度の向上
・同じ細胞を観察可能な時間の延長
・細胞サイズ以下の構造を同定可能な解像度

これらすべてを叶えるのが、当新商品Mini-2P超小型in-vivo2光子イメージングシステムです。システムはキャスター付きのラックに必要なコンポーネントがすべてすっきりと納められた洗練されたデザインで、2光子励起用レーザーユニット、レーザーパワーユニット、データ取得装置&顕微鏡体ユニット、PCユニットを内蔵しています。顕微鏡体のサイズはnVistaの顕微鏡体のフットプリントよりも小さく、重さはわずか2.2gでマウスのフリームービング実験に適します。PMTセンサーはこの顕微鏡体に内蔵されているためロスのない高感度なイメージングが行えます。レーザー波長は920nmで、GCaMPに代表される青励起/緑蛍光記録用となります。2光子顕微鏡では集光した微小空間でのみ2光子吸収現象による蛍光の励起が起こるため、焦点外のバックグラウンド蛍光が無くSN比が飛躍的に向上します。また、集光点をスキャンして撮像するため解像度が高くなります。この高いSN比および高い解像度により、細胞同定の精度が向上します。この理由に加え、2光子レーザーは長波長なので脳内での透過性が高く、長期のレンズ埋め込みによるレンズ表面の汚れや組織の付着の影響を受けにくく、より長期間の実験が可能となります。さらに樹状突起や軸索といった神経突起のイメージングが可能で、既存のin-vivoイメージングシステムでは困難だった形態の情報を得ることができます。右の写真はマウス内側前頭全皮質のイメージングの例ですが、2Dデータでは神経突起が確認でき、さらに深さ方向にセクショニングを行って3次元ボリュームイメージングを行っています。マウス内側前頭前皮質はnVistaで撮像すると300 um x 300umの範囲に典型的には30~60細胞を検出できますが、このMini-2Pでは同じ範囲で168細胞の検出に成功しました。従来のin-vivoイメージングシステムと同様の使用感で、さらなるハイコンテントデータの取得が可能となります。

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