Bioseb社製の温度嗜好性装置(温度2択試験)は、マウスやラットの温度嗜好性と痛覚閾値の研究に用いることができます。
A. Moqrich が報告し、Moqrich らによって発表(Science2005, 307: 1468-72)されたこの試験では、それぞれ温度が異なる2 つの小部屋を用意し、非拘束動物がいずれかの場所を自由に選べるようにしておきます。研究者に依存しないこの「温度二択試験」は、温度嗜好性と侵害受容閾値をモニタリングし、温冷刺激に関係する痛覚の閾値に関する特定の遺伝子や複合体の役割を調べます。
オプションの自動検出ソフトウェア(USB ケーブル3 本、USB カメラを含む)を使用して各ゾーンの温度を設定し、温度変化(温度勾配)のプロトコルを定義して、測定プロセスを開始します。2 匹の動物を同時かつ別々に観察できるので、実験を効率的に行えます。動物の行動がビデオで監視され、ソフトウェアによって動物の位置、温度、時間が記録されます。
オプションの自動検出ソフトウェアを使用しない場合は、ユーザーが手動で温度を指定し、動物の位置と時間を測定する必要があります。
温度範囲 | -3℃~65℃(室温20℃~25℃時) |
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温度精度 | ±0.5℃ |
電源 | 150W、AC120/240V |
寸法(ケージ含む) | W 570 × D 320 × H 455 mm |
寸法(動物用ケージ) | W 330 × D 165 × H 300 mm |
動物用ケージの材質 | 透明プレキシガラス |
重量 | 14 kg |
時間精度 | 1秒 |
推奨システム環境 | 512 MO RAM、USBポート3つ |
Windows 7 / 8 (32 bits、64 bits) |
型式 | 品名 |
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BIO-T2CT | 温度嗜好性測定装置(カメラ/ソフトウェア付き) |