「Incapacitanceテスト」と呼ばれる試験装置は痛覚試験ではよく知られております。Von Frey試験などのほかの痛覚試験との相対性が見られますが、動物の体位に依存する課題もありました。
Bioseb社が開発したDynamic Weight Bearingシステム(体重負荷測定装置)は、無拘束下における小動物の四肢の重量を個別に測定します。各脚の平均圧力から痛みを評価したり、各脚の時間配分などが測定できます。
この体重負荷試験装置は、圧センサーフロア付きのケージとカメラで構成されます。
データ収集時には、圧力データとビデオカメラの動画と同期されます。録画した動画ファイルを使用して実験を再現することで、動物の振る舞いや行動を補足し、圧力データに対して対応する四肢を特定します。同じ試験からより多くの情報を得ることができます。
結果ウィンドウには、指定した時間間隔ごとに、動物の四肢の体重分散が平均値や差異係数と共に、数値やグラフとして表示されます。
データは全てExcelファイル形式で提示されます。
マウス用 | ラット用 | |
全体の寸法 | W 170 × D 170 × H 220 mm | W 300 × D 300 × H 350 mm |
全体の重量 | 1 kg | 2.5 kg |
センサーパッド寸法 | 110×110 mm | 250× 250 mm |
センサー1個あたりの感度 | 0~4 g | 0~40 g |
精度 | ±0.02 g | ±0.15 g |
ケージの材質(床) | PPC (グレー) | |
ケージの材質(壁および上部カバー) | PPC (透明) | |
ソフトウェアの推奨システム環境 | Windows 10, 11 Intel coreシリーズ: 2.5 GHz以上 メモリ最小8GB ディスプレイ: 最小1920 × 1080 USBポート2個以上 |
|
動画フレームレート | 30 fps | |
動画解像度 | 680×480 p |
解析画面1 動物の動きごとに、様々なパラメータを算出
解析画面2 動物の姿勢ごとにグラフ表示
型式 | 品名 |
---|---|
BIO-DWB2-M | マウス用体重負荷測定装置 |
BIO-DWB2-R | ラット用体重負荷測定装置 |
BIO-DWB2-DUAL | マウス・ラット用体重負荷測定装置 |
オプション | |
BIO-DWB-M-C | マウス用センサーパッド(交換用) |
BIO-DWB-R-C | ラット用センサーパッド(交換用) |
BIO-DWB-CAL-M | マウス用DWBキャリブレーションキット(スペア) |
BIO-DWB-CAL-R | ラット用DWBキャリブレーションキット(スペア) |
BIO-DWB-VIEW2D | 高画質USBカメラ |
BIO-DWB-POSTUR | DWB2用add-on ソフトウェア(postural parameter) |