本装置は、「ホットプレート試験」手法に基づいて、実験用小動物に対する鎮痛薬特性をすばやく正確にスクリーニングします。この試験では、特定の実験状況および遺伝子操作によって生じた被験動物の痛覚感受性の変化を評価できます。
ホットプレート試験はN.B. Eddy とD. Leimbach(1953年)が最初に考案した手法であり、加熱したプレートに足裏が接触したときの熱痛反射を評価します。実験時には、取り外し可能な透明のアクリル円筒容器に被験動物を入れ、後肢を最初に持ち上げるまでの時間、または飛び上がるまでの時間を測定します。
厚いアルミプレート(10 mm)を採用しているので、安定した温度が得られ、表面温度分布にも優れています。複数の比例フィードバック回路が過熱を最小限に抑えるので、45 ~ 62℃(± 0.1℃)の設定ポイントでプレート温度が維持されます。外付けフットスイッチで作動する内蔵タイマーが内蔵されており、0.1 秒の精度で反応時間を正確に測定できます。試験の開始と停止もリモートフットスイッチで制御できるので、両手を使ってすみやかに実験を行えます。
動物の反応時間は、本装置のディスプレイまたはPCにインストールされたSEDACOM ソフトウェアで確認できます。さらに、試験番号、プレートの温度、および反応時間をコンピュータへ送信し、Excel 形式で出力できます。
SeDaCom での測定データ表示
ベース部の寸法 | W 200 × D 300 × H 110 mm |
プレートの直径 | 200 mm |
シリンダーの寸法 | 直径 200 × H 250 mm |
動作温度 | 45 ~ 62℃(0.1 きざみ) |
反応時間 | 3桁(0.01秒きざみ) |
材質 | 透明メタクリル樹脂(動物ホルダー)、アルミニウム(プレート) |
電源 | AC 115/220 V、50/60 Hz |
認証規格 | CE準拠 |
型式 | 品名 |
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LE7406+ | ホットプレート熱刺激鎮痛効果測定装置(SeDaCom 付) |
LE7406 | ホットプレート熱刺激鎮痛効果測定装置 |
オプション | |
SEDACOMV2.0 | SeDaCom データ収録ソフトウェア |
CONRS232USB | RS232/USB 変換機 |