各チャンネルにアイソレータがすでに組み込まれているため、チャンネル数分のアイソレータを別途用意する必要がなく経済的です。
基本ユニットのSTG5 Baseは2chの刺激出力を備えます。これに2ch拡張ユニットのSTG5 Satelliteをデイジーチェーン接続することで4ch刺激が可能となります。最大3台のSTG5 Satelliteを接続できるため、最大で8ch刺激が可能となります。積み上げられるスタッカブルデザインで省スペース設計です。4台カスケード接続することで最大128mAの出力が可能です。
右は海馬スライスの神経スパイクのデータをSTG5のMC_Stimulusソフトウェアで読み込んだ例です。このように、データ記録装置で記録した生体信号を刺激シグナルとして編集 / 出力可能です。バイオフィードバック実験に理想的です。
型式 | 品名 |
---|---|
891346 | STG5 Base アイソレーテッド刺激装置、2chベースユニット |
891347 | STG5 Satellite アイソレーテッド刺激装置、2ch拡張ユニット |
旧モデル(STG4000シリーズ)では電流出力レンジは注文時指定でしたが、STG5はソフトウェアで上記3つのレンジを切り換え可能。マイクロスティムレーションから大動物の筋肉刺激まで、1台でより幅広いアプリケーションに対応可能となりました。
STG5 Base正面
STG5 Base背面
STG5 Satellite正面
STG5 Satellite背面
定電圧モード | 出力電圧範囲 | -8V ~ +8V |
---|---|---|
10~90%ライズタイム | 1.7µs @8V | |
最大電流出力 | ±20mA | |
定電流モード | 出力電流範囲 | ±160µA / ±1.6mA / ±16mA *ソフトウェアレンジ選択 |
10~90%ライズタイム | 2µs @負荷抵抗100Ω、16mA | |
コンプライアンス電圧 | 最大70V | |
出力分解能 | 16bit | |
時間分解能 | 5μs (MCStimulus III使用時20µs) | |
PCインターフェース | USB-C | |
ダウンロードレート | 480Mbps | |
サイズ STG5 Base | 325 x 310 x 47 mm | |
サイズ STG5 Satellite | 325 x 310 x 37 mm | |
付属ソフトウェア 「MC_Stimulus III」 |
動作OS | Windows 10、11 |
データインポート | ASCIIフォーマット |