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複数の脳部位から記録したい、および複数の動物から記録したい場合、ベーシックなファイバ―フォトメトリーシステムでは検出系の光路、光源、フォトディテクター等がチャンネル数分だけ必要になります。Doric社のBFMCバンドルファイバーフォトメトリーシステムはイメージングカメラを使用することでバンドルファイバーの端面の動画像を取得し各ファイバーの輝度をROIで測定することでマルチチャンネル化を実現したシステムです。BBPバンドル分岐パッチコードを使ってチャンネルごとにシングルカニューラから記録するか、あるいはHDP高密度ファイバーケーブルとHDC高密度ファイバーカニューラを使って一個体から多点で記録するか、どちらの実験にも対応可能です。
緑記録用システム:
BFMC-G3_E1(400-410)_E2(460-490)_CAM(500-550)_SMA
緑・赤記録用システム:
BFMC-G3_E1(400-410)_E2(460-490)_CAM1(500-540)_E3(555-570)_CAM2(580-680)_SMA
BFMCの出力はSMAポートになっていますので、BFMCと一緒に使用する場合はこのBBPバンドル分岐パッチコードの集合側コネクタはSMAを選択します。反対側は任意のコネクタにできますが、典型的にはMF1.25(F)メタルフェールを使用し、スリーブを介してMFPモノファイバーパッチコードに接続します。バンドルファイバー数は2~7本で任意に指定できます。
一個体から多点で記録するためのファイバーアレーです。アレーはカスタマイズしてオーダーが可能ですが、納期の早い出来合いのおすすめのアレーは3種類あります:
HD7: 400µmファイバー、7ポジション、六角形
HD9: 400µmファイバー、9ポジション、正方形
HD19: 200µmファイバー、19ポジション、六角形
BFMCとHDCの間はHDP高密度ファイバーケーブルを使用します。
こちらはBFMCをさらに発展させて、任意のファイバー位置からオプトジェネティクス刺激が可能なタイプのシステムになります。緑記録(GCaMP)、赤記録(RCaMP)に加え、青オプト450nm、および赤オプト638nmに対応可能です。光刺激は記録チャンネルへの混入を避けるためにバンドの狭いレーザー光源を使用します。
上記BFTOシステムのメインハードウェアで、等吸収点光源、GCaMP励起用光源、RCaMP励起用光源、フィルター+イメージングカメラ、オプトジェネティクスポート444-457nm + 632-645nm の構成になります。
カメラのコントロールに用いるハードウェアになります。
・USB3.0カメラポート x4
・カメラトリガーポート x4
・アナログ出力 x4
・デジタルIO x8
オプトジェネティクス刺激用のレーザーを接続します。19個のポートのそれぞれが19本のファイバーのそれぞれに繋がっており、物理的に繋ぎ変えることで刺激のファイバーを変えられます。7ポート、9ポートのものもございます。
オールインワンのレーザー光源になります。1ch、2ch、4chモデルがあり、各チャンネル独立してレーザー波長を指定できます。BFTOのオプトジェネティクスポートは444-457nm + 632-645nmですので、レーザー波長は450nm(型式450/075)、あるいは638nm(型式638/120)をご選択ください。
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