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TeleFiOpto ワイヤレスファイバーフォトメトリ―＆オプトジェネティクス
テレファイオプトはファイバーフォトメトリ―記録を行ないながらオプトジェネティクス光刺激を同時に行なえるシステムです。脳の同一部位に緑色インジケータ（GCaMP、ｄLight、GRAB-DA等）と黄-赤系オプシン（NpHR、Chrimson、Jaws等）を両方発現させ、そこに1本の光ファイバーをカニュレーションして記録＆刺激を行ないます。
テレファイオプトは当社の確立した2つの技術、テレオプトとテレファイフォを統合したものです。すなわち、フォトメトリ―データはワイヤレスでテレファイフォ受信器に送られ、光刺激のタイミングはテレオプトリモコンから赤外線でテレファイオプトヘッドステージに送信されます。すでにテレオプトかテレファイフォをお持ちの場合、いくつかのコンポーネントを追加すればテレファイオプトシステムを構築することができるため、新規でフォトメトリ―＆オプト刺激システムを導入するのに比べ非常に経済的です。
※カニューラ径はΦ600umを推奨します。Φ200umは非推奨です。
実験データ例： rsChRmineの活性化により惹起されるGCaMPシグナル
データご提供： 富山大学大学院医学部 生化学講座 野本真順先生
マウスの内側前頭前野（mPFC）に光ファイバーカニューラを留置し、GCaMPとrsChRmineの両方を共発現させたニューロンに対しTeleFiOptoを用いて黄色光刺激と緑色蛍光の記録を行いました。
図1: 蛍光顕微鏡で実験後脳切片を観察しGCaMPとrsChRmineの発現、および光ファイバーカニューラの留置位置を確認。カニューラ照射面にGCaMPとrsChRmineを共発現した細胞が認められた。
図2: 実験全体の生データ。～809秒地点までは10µWの励起光で記録。809秒地点で励起光を30µWに変更し、それに伴いベースラインが上昇したのを823秒地点でオフセットボリュームで調整。1376秒地点で0.5% Isofluraneで軽度の麻酔をかけたことでベースの蛍光と自発ニューロン活動ピークの減少が見られた。
図3: マウスにエアパフ刺激を与えて惹起されたGCaMPニューロン活動。青色励起光10µW。
図4: 黄色光刺激で惹起されたGCaMPニューロン活動。光刺激は1ms幅のパルスを5Hzで2秒間与えた。青色励起光10µW。
図5: マウスにエアパフ刺激を2回連続して与えて惹起されたGCaMPニューロン活動。青色励起光30µW。
図6: 黄色光刺激で惹起されたGCaMPニューロン活動。光刺激は1ms幅のパルスを10Hzで5秒間与えた。青色励起光30µW。
図7: 0.5%イソフルラン麻酔中に黄色光刺激で惹起されたGCaMPニューロン活動。光刺激は1msのパルスを10Hzで5秒間与えた。青色励起光30µW。
オーダーインフォメーション： セットの内訳
○ TeleFiOpto-set コンプリートセット 内訳：
TeleFiOpHS 1x テレファイオプトヘッドステージ
TeleFiR 1x テレファイフォ受信機
TeleFiCharger 1x テレファイフォチャージャー
TeleFiC_x 3x テレファイフォカニューラ
TeleFiTool 1x 埋め込みツール/TeleFipho用
TeleFiDummy 1x テレファイフォダミー送信機
1x TeleFiphoソフトウェアインストーラ
TeleRemocon 1x テレオプトリモコン
TeleEmitter 1x 赤外線投光器
STOmk-2 1x オプトジェネティクス用スティムレータ
○ TeleFiOpto-Fpac ファイフォパック（テレオプトユーザー追加品） 内訳：
TeleFiOpHS 1x テレファイオプトヘッドステージ
TeleFiR 1x テレファイフォ受信機
TeleFiCharger 1x テレファイフォチャージャー
TeleFiC_x 3x テレファイフォカニューラ
TeleFiTool 1x 埋め込みツール/TeleFipho用
TeleFiDummy 1x テレファイフォダミー送信機
1x TeleFiphoソフトウェアインストーラ
○ TeleFiOpto-Opac オプトパック（テレファイフォユーザー追加品） 内訳：
TeleFiOpHS 1x テレファイオプトヘッドステージ
TeleRemocon 1x テレオプトリモコン
TeleEmitter 1x 赤外線投光器
STOmk-2 1x オプトジェネティクス用スティムレータ
| 型式 | 品名 |
| TeleFiOpto-set | テレファイオプトコンプリートセット |
| TeleFiOpto-Opac | テレファイオプト、オプトパック |
| TeleFiOpto-Fpac | テレファイオプト、ファイフォパック |
| TeleFiOpHS | テレファイオプトヘッドステージ |
論文
Suhel Tamboli, Sanjay Singh, Dimitry Topolnik, Mohamed El Amine Barkat, Risna Radhakrishnan, Alexandre Guet-McCreight, Lisa Topolnik
Cell Rep . 2024 Apr 23;43(4):114115. doi: 10.1016/j.celrep.2024.114115.
Yuta Tamatsu, Hirotsugu Azechi, Riku Takahashi, Fumiya Sawatani, Kaoru Ide, Fumino Fujiyama, Susumu Takahashi
iScience 2023 Dec. Volume 26, Issue 12, doi: https://doi.org/10.1016/j.isci.2023.108536