優れたハードウェアの能力を最大限に引き出すには、優れたソフトウェアが必要です。SynapseはTDTが長い時間をかけて開発した神経生理学実験用ソフトウェアです。OpenExの後継にあたるソフトウェアですが、OpenExにはない様々な機能が追加されています。OpenExと比較したときの最も大きな特徴は、DSPプログラミング用のビジュアルプログラミング環境であるRPvdsExを使わずに、より直感的なGUIの操作で同等の実験設定を組み上げることができる、という点にあります。
Synapseではギズモと呼ばれる機能単位のアイコンをドラッグ&ドロップでツリー状につないで設定を作成します。ギズモをダブルクリックしてギズモ内の種々のパラメータを必要に応じ変更して微調整します。各DSPの処理量の振り分けなどもSynapseが自動で行うので、ユーザーはDSPプログラミングの概念を全く意識することなく、最新鋭マルチDSPデバイスを難なく使いこなすことができます。
SynapseソフトウェアはPCに接続したUSBカメラを検出し、最大で2台のカメラからの動画を神経活動シグナルと同期させて保存することができます。行動実験中の神経活動の記録に最適です。
Synapseには必ず必要となるシナプスベースに加え、4種類のアドオンパッケージがあります。
必ず必要となるソフトウェアです。基本的な記録・制御機能のみ備えます
ファイバーフォトメトリー用のパッケージです。
スパイクソーティング等シングルユニット記録用のパッケージです。
電気刺激および音刺激用のパッケージです。
Pythonによるビヘイビア制御用のパッケージです。