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当システムはリアルタイムで脳波と筋電図を解析して睡眠ステージ解析を行うと同時に、特定のステージに移行した際にのみフィードバック刺激を出力するシステムです。刺激はデジタルTTLだけでなく、パルストレイン、±10Vアナログ信号、音刺激など様々な出力を設定できます。睡眠判定はAwake、NREM、REMの3段階で、Awakeは筋電図のRMSの閾値、NREMおよびREMはデルタ波成分/シータ波成分の閾値で判定します。この他にもガンマ波、リップル波、またスパイクバーストなど、任意の周波数の信号に対しても同様に検出・フィードバック刺激を行うよう設定できますので、表面脳波だけでなく深部脳波ベースのクローズドループ刺激が行えます。
富山大学大学院 医学薬学研究部(医学) 生化学講座 野本 真順 先生
「TDTシステムの良さは、他システムと比べて、信号入出力の自由度が高いだけでなく、イメージング機器および行動実験に用いる機器等の同期的制御が行える点にあります。
我々の講座では、TDTシステムを用いた筋電および表層脳波測定による睡眠自動判定システムならびに海馬CA1局所脳波であるリップル波検出、さらに、超小型顕微鏡nVistaを用いたカルシウムイメージングを組み合わせて実験を行っております。
研究者がイメージしていることを代理店エンジニアの方にお伝えして、基本的なプログラムを組んでいただいたあとは、それを元にして直感的なインタフェースでプログラムを改変することもできて大変重宝しています。また、こちらの相談にも親身に対応してくださり、購入後の技術的サポートにも非常に満足しております。」