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LabRatはオールインワンのエントリーレベルの神経生理学システムです。USBでPCと接続し、PC上ではCorpus(DSPエミュレータ)がSynapse Liteと連携して動作します。リアルタイム性では通常のSystem3ベースのTDTプロセッサには及びませんが、比較的シンプルな実験系では必要十分なパフォーマンスを発揮します。
TDTで最もコストパフォーマンスに優れた製品です。
LabRatシステム 構成
型式 | 品名 | 数 |
---|---|---|
LR10 | LabRatインタフェース | 1 |
SB4 | 4ch表面電極用アダプタ | 1 |
AC16LR | 16ch高インピーダンスヘッドステージ | 1 |
SynapseLTE | Synapse Lite ソフトウェア | 1 |
LabRatは廉価版でありながらヘッドステージ、ソフトウェアを含ん
でおり、ベーシックな神経生理学実験をすぐに開始できます。
Synapse Liteは通常版のSynapseと比較し若干の制限がありますが、オンラインスパイクソーティングやフィルタリング、ストリームデータ記録などの機能は通常版と同等です。
記録したデータのレビュー機能が無いため、OpenScopeソフトウェアを追加するかMatlabで直接データを読み込む必要があります(Matlab用ツールは無償です)。また、Windows PC上で仮想DSPをエミュレートして動作しているためリアルタイム性にで通常版に及ばす、クローズドループ処理には50ms程度の遅延が発生します。