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RZ6はABR(聴性脳幹反応)、DPOAE(耳音響放射)や音響刺激に最適化された聴覚実験表プロセッサです。ハイクオリティなシグマデルタDACとADCによりワイドバンドな音信号を出力および記録でき、スピーカドライバやマイクロホンアンプなどの必要なフロントエンドモジュールがすべてこの1台の筐体に収められています。TDTの最上位シリーズであるRZシリーズプロセッサのアーキテクチャをベースにしており、パワフルな信号処理、高速信号転送、そして最高サンプリングレート200kHzといった優れた仕様となっています。RZ6は最高で4機までDSPを拡張可能で、複雑な刺激のコントロール、高周波数帯域アプリケーション、スピーカーおよびマイクロフォンのリアルタイムノーマライゼーションなどを実行します。2chのヘッドフォンバッファ、2chの静電スピーカードライバ、2chのプログラマブルアッテネータ、XLRおよびオーディオジャックのマイクロフォン入力、モニタースピーカー、そしてデジタルIOを備えています。必要な外部装置を最小に抑え、煩雑な接続がなくシンプルですっきりとした実験セットを組むことができます。入力用に2本、出力用に2本のわずか4本の接続で多くのアプリケーションを実行できます。
RZ6-A-P1はDSPを3機搭載した上位モデルで、上記のRZ6基本性能に加えてRA4PA Medusaプリアンプ用の光ファイバーポートを備えており、ABRやその他の誘発生体電位記録、および4chのシングルユニット記録などの実験に適しています。
それ以上のチャンネル数の神経生理学記録にはRZ5DやRZ2をご検討ください。
RZ6-A 1DSP構成
RZ6-A-P1 4DSP構成、光ファイバーポート付
RZDSP 追加DSP
DSP | 最大4DSP、または最大4QZDSP(混在可能) |
---|---|
スタンダードDSP | 400 MHz DSP, 2.4 GFLOPS peak, 64 MB RAM |
クアッドコアDSPs | 1600 MHz QuadCore, 10 GLOPS peak, 256 MB RAM |
メモリ | 64 MB SDRAM per DSP |
最大サンプリングレート | ~200 kHz |
D/A S/N (typical) THD (typical) 周波数特性 サンプル遅延 |
2ch, 24-bit Sigma-Delta 115 dB (20 Hz - 80 kHz at 5 Vrms) -90 dB for 1 kHz output at 5 Vrms DC-ナイキスト (~1/2サンプリングレート) 31サンプル |
A/D S/N (typical) THD (typical) 周波数特性 サンプル遅延 |
2 channels, 24-bit Sigma-Delta 115 dB (20 Hz - 80 kHz at 5 Vrms) -90 dB for 1 kHz input at 5 Vrms DC-Nyquist (~1/2 sample rate) 66サンプル |
デジタル I/O | 24bit |
静電スピーカードライバー | 2ch, 周波数特性 4 kHz ~90 kHz |
ヘッドホンバッファ | 2ch, 1/8” ステレオヘッドホンジャックおよびBNC |
マイクロホンアンプ | 2ch, 1/4” ステレオオーディオジャック, BNC, および XLR |
プログラマブルアッテネータ | 2ch, 0 ~ 60 dBアッテネーション、 20 dBステップ |
マニュアルアッテネーター | 両ch同設定、0 ~ 27 dB アッテネーション |
マイクロフォンアンプ | 両ch同設定、 20 ~ 65 dB ゲイン設定 |
光ファイバーポート(レガシーポート) | ~6ch入力 (最大サンプリングレート~25 kHz) |
寸法 | 19 x 5.25 x 12 インチ (483 x 133 x 305 mm) |
RA4PA MedusaアンプはABR記録に最適で、また4chの神経生理学記録に使えます。
RA4LI低インピーダンスヘッドステージはDB25ピンコネクタで直接RA4PAに接続できます。
MF1マグネティックスピーカーは高出力で、1kHz ~ 75kHzまで安定した音を出力します。
最高で90kHzまでの超音波刺激を出力できる、軽量なコンデンサスピーカーです。